松山商店街通信 てくてく

松山の夏を盛り上げた、熱気あふれる夜市

松山の中心商店街で半世紀を超える松山の名物行事・土曜夜市。

地元の人々はもちろん、愛媛県内各地からもたくさんの人が押し寄せる恒例行事であり、夏を彩る特別なひとときです。

今年は開催時間が昼過ぎということもあり、明るいうちから多くの人々が詰めかけ、連日5万5千人前後の来街者で賑わいました。

商店街の魅力が詰まった出店

土曜夜市は、商店街や地元の店舗も積極的に参加している点が特徴です。

大街道1丁目・2丁目、銀天街３丁目・４丁目、そしてまつちかタウンという5つの商店街がそれぞれの個性を発揮した出店やゲームコーナーなどを開き、今年もエリアごとに特色あるお店が出揃いました。

金魚すくいやヨーヨー、かき氷、わたあめなどの昔懐かしい屋台からフランクフルト、肉巻きおにぎりなどのお祭りグルメ、SNSで人気のパン屋さんやキッチンカー、屋台も出店。さらにはハンドメイド雑貨やアクセサリーまで、200軒もの幅広いジャンルの露店が軒を連ねました。

また、県内の自治体や企業のブース、それぞれの振興組合が企画する抽選会なども夜市を盛り上げました。

子どもたちの記憶に残る、楽しい土曜夜市を届けたい

土曜夜市といえば、松山市内のみならず県内各地から人々が集まる夏の一大行事。

子どもの頃、家族で土曜夜市へ出かけた楽しい記憶を思い出す人も多いのではないでしょうか？

浴衣を着て、アーケードを埋め尽くす人の波にワクワクし、ヨーヨーや金魚すくい、かき氷の出店に目を輝かせたあの頃…。

そんな楽しい思い出を今の子どもたちにも届けたいという思いから、土曜夜市では子どもたちが楽しめる催しをたくさん用意しました。

安全で安心、持続可能なイベント運営を

「withコロナ」で開催された2022年・2023年の経験を生かし、今年も商店街の各所にテイクアウトした商品を飲食できる休憩コーナーを設置。ゴミの分別コーナーも特設しました。

また、銀天街の「きらりん」、大街道の「HOJAKEN」という無料休憩スペースも開放。赤ちゃんのおむつ替えができる多目的トイレやキッズスペースなどがファミリーに喜ばれていました。

ビブスを着用した松山中央商店街連合会事務局（まちづくり松山）のスタッフが交通整理やゴミの回収を行いながら定期巡回を実施。昨年に引き続き、「安全で安心な土曜夜市」を目指しました。

子どもたちに「街へ行きたい！」と思ってもらえるように

コロナ禍を経て、ようやく活気を取り戻した土曜夜市には、うれしそうな子どもたちの笑顔、浴衣を着てカップルや友人と楽しい時間を過ごす若者たちの姿が見られました。

「若い世代に楽しい場所を提供したい！」という思いで開催された今年の土曜夜市も大盛況のうちに幕を閉じました。

「安全・安心」を第一に考えながら、今後も松山中央商店街では楽しいイベントを企画していきます！