コロナ禍も3年目に入り、感染対策をしっかりと講じた上でイベントが再び開催されつつあるなか、松山中央商店街連合会(大街道・銀天街・まつちかタウン)では、2022年7月2日(土)より土曜夜市が復活!
今年度の開催は7月2日(土)から23日(土)までの全4回。
3年ぶりの開催に、商店街は浴衣を着た子どもたちや若者、家族連れなど多くの人々で賑わいました。
松山の夏の風物詩である伝統行事を、未来ある子どもたちにつなげていくために…。
感染症拡大防止の取り組みを強化し、「withコロナ」で開催された令和4年度土曜夜市の様子をレポートします。
安全で安心な土曜夜市を開催するために
半世紀を超える松山の名物行事として、松山中央商店街で毎年夏に開催される土曜夜市。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため2020年より中止となっていましたが、今夏、3年ぶりに開催されました。
コロナとの闘いが続くなか、松山中央商店街連合会(大街道・銀天街・まつちかタウン)ではこの3年、新型コロナウイルス感染症対策ルールを策定し、「withコロナ」で各種イベントを開催してきました。
土曜夜市の開催にあたっては愛媛県・松山市に相談のうえ、新型コロナウイルス感染予防・拡散防止策を強化。来街される方へのルールの周知を徹底し、遵守していただくよう働きがけを行うことで「安全で安心な土曜夜市」の実施を目指しました。
そこで今回は、松山中央商店街が行った土曜夜市における感染予防・拡散防止対策をご紹介します。
ストリートビジョン・看板で感染症対策ルールを案内
大街道・銀天街にあるストリートビジョンにて、感染症対策ルールを告知。またアーケードの随所に案内看板を設置し、商店街のどこを歩いても注意事項が目に入るようにしました。
特に感染者の増加がみられた7月16日(土)・23日(土)の開催においてはルールをさらに強化。
急遽追加ルールを加え、ストリートビジョンや看板で案内しました。
自動消毒液スタンドを18ヶ所に設置
非接触センサー式の自動アルコール消毒液スタンドを用意。
商店街入口など出入りの多い箇所を中心に、全18機を設置しました。
左側通行で混雑を避ける
人と人との接触を減らすため、左側通行へのご協力をお願いしました。
来街された皆さんはしっかりとルールを守ってくださり、左側通行を実践されていました。
店舗を減らし、店舗間の距離も適切に
今年の出店数は例年より少ない約180店舗に減らし、お買い物をされる間も密にならないよう、店舗間の距離も確保。
ヨーヨー釣りなどのお楽しみもゆったりと楽しめるよう、ゆとりある店舗配置を徹底しました。
休憩所・飲食スペースを設置
食べ歩きをするとマスクを外すことになってしまうため、食べ歩きはご遠慮いただくよう案内。
休憩所(てくるん・きらりん・HOJAKEN)に加え、テイクアウトした商品を飲食できるスペースを特設し、その場所ならマスクを外しての飲食をOKとしました。
<土曜夜市における休憩所・飲食スペースの使用ルール>
・食べ歩きはご遠慮ください
・混雑時のご使用はご遠慮ください
・速やかに黙食をし、譲り合ってご使用ください
・飲食、喫煙、大声禁止
・ゴミはお持ち帰りください
スタッフによる定期巡回
ビブスを着用した松山中央商店街連合会・事務局(まちづくり松山)や愛媛県・松山市の職員がプラカードを持ち、定期巡回を実施。
ゴミ拾いを行いながらルールの徹底をお願いしてまわりました。
裏通りや路地裏で飲食や喫煙をされている方にはお声がけをし、控えていただくようお願いいたしました。
安心して来られる商店街へ、土曜夜市の成功をモデルケースに
上記のような対策を徹底し、ルールを守り楽しんでいただいた来街の皆さんのおかげで、全4回の土曜夜市を無事に終えることができました。
まだ続いているコロナ禍との闘い。それでも今回「安全で安心な土曜夜市」を開催でき実績ができたことで、「withコロナ」でイベントをすることの可能性を見出せたのではないでしょうか。
今後もイベント時にはさまざまな新型コロナウイルス感染症対策を講じますので、安心して商店街へご来場ください。