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三津浜もちつき@三津浜商店街

一年を締めくくる、三津浜の恒例行事

いよいよ令和元年もあと二日となった12月30日。

三津浜商店街では、毎年恒例のもちつき大会が行われました。

 

朝から降っていた雨も、開始時間の13時が近づくにつれ小雨になり、つき始める頃にはすっかり止んでいました。

子どもからおじいちゃん・おばあちゃんまで、この街で暮らす人たちが、続々と会場の三津浜商店街入り口、住吉神社に集い始めます。

この行事は、参加無料のふるまいもち。

通りすがりの人も、誰もが気軽に立ち寄り、つきたてのおもちを楽しめます。

 

 

 

住吉神社の前に、威勢のいい掛け声が響く

立ち上る湯気のなか、威勢のいい掛け声とともに

まずは主催である三津浜商店街や三津浜クリエイターズのメンバーが、1回目のもちつきを開始。

 

もちつきの達人に教えてもらったという慣れた腰つきでもちをこづき、つき手と相の手の阿吽の呼吸により、しっかりと粘りのある餅の完成です。

 

その間にも人は続々と集まり、あっという間に臼の周りには大勢の人だかりが。

子どもたちもワクワクのもちつき体験

普段はなかなか見ることのない本格的なもちつきの迫力に、子どもたちもワクワク!

見るだけではなく、実際に小さな杵を持って、もちつきの体験もしました。

 

小さな子どもたちが一生懸命ぺったんぺったんと杵を下ろす姿はなんとも愛らしく、見ているみんながほっこりと幸せな気持ちに。

 

「よいしょー!もいっちょー!」と掛け声で応援し、会場は一体感に包まれました。

 

 

つきたてのおもちで、おもてなし

つきあがったおもちは、三津浜商店街・三津浜クリエイターズの女性陣が手早く丸め、振る舞いもちに。

 

今年は具材たっぷりのお雑煮やぜんざいのほか、きな粉やあんこ、くるみ味噌、しし鍋のおもてなしもあり、みなさんつきたてのおもちを思い思いの食べ方で満喫。

 

たくさんのふるまいもちが並んでいたもち箱(もろぶた)はあっという間に空っぽになり、三津浜の人々が一体となってつくりあげた一年を締めくくるイベントは大盛況のうちに終了しました。

 

 

街に賑わいを取り戻すために、復活した三津浜もちつき

三津浜のもちつきは、今からおよそ30年ほど前、商店街の中ほどでやり始めたのが最初だったそう。

今のように年末の恒例行事として数年続いていましたが、郊外型の大型商業施設の進出や後継者問題などの影響もあり、やがて打ち切りに。

 

それを復活させたのが、三津浜商店街に移住した若い世代。

「島のモノ喫茶 田中戸」の店主・田中章友さんが仕掛け人となり、2011年の年末にもちつきを再び行ったのです。

 

現三津浜商店街組合の小池哲会長が奥様の夏美さんと営む「N’s Kitchen**&labo」の前で、商店街に賑わいを生むことを目的に復活させたもちつきは好評のうちに終わり、再び地域の行事として日の目をみることになりました。

 

 

 

 

三津浜を愛する人々が、熱く魅力を伝える

近年の三津浜商店街は、小池さんや田中さんをはじめ、たくさんの移住者が集う街になりました。

 

2012年には、三津浜を愛する人々が集まり、「三津浜クリエイターズ」という団体が誕生。そのメンバーが現在のもちつきを運営しています。

さらに、三津浜を盛り上げていこうという想いから様々なイベントを企画し、三津浜の魅力を伝えるべく精力的に活動を続けています。

 

「三津浜商店街には、様々な技術や得意分野を持った人々がいます。みんながそれぞれの役割を持ち、街に来てくれた人々を楽しませるために結束しているんです」と小池さん。

 

30年前からもちつきを盛り上げてきた人生の大先輩方が、変わらぬ熟練の技を披露し、若手がそれに続く。

女性陣は料理の腕を振るい、おとずれた人々にもちのいろいろな食べ方を提案する。

 

地域の行事を子どもたちに守り継ぐという想いとともに

三津浜愛を存分に感じた年の瀬となりました。

 

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